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ワックスの保存など ---



GummyWaxの主成分は高度に精製された日本製のミネラルオイルです。

「ミネラル」とは地学的な意味で、数億年前の地球上の植物等が堆積し圧縮されて変化した石油から精製加工されたもので、 常温で液体の炭化水素の混合物です。

常温では非揮発性および非水溶性であり、通常の使用条件では酸化されず、経時変色もない、化学的・生物学的に安定した物質です。

「石油」というとあまり良い印象がありませんが、百万年以上の長期間にわたって厚い土砂の堆積層に埋没した生物由来の究極の ナチュラル素材ということが言えるかもしれません。

ミネラルオイルには粘度や分子量などにより様々な種類がありますが、当社で使用しているミネラルオイルは 無色、無味無臭、無蛍光で、純度の目安である紫外吸光度が極めて低いため、GummyWaxを使用したキャンドルは 高い透明感を維持した硬質な仕上がりです。

食品添加物公定書および医薬部外品原料規格2006に適合し、化学的安定性が高く、長期間品質が変化しません 。





GummyWaxや制作したキャンドルの保存期間などについてのご質問にお答えします。
環境や着色・香り・形・制作時の個体差もあるため、一様に当てはまるものでは無い事をご了承ください。

GummyWax / 保存について教えてください--


上にも記しましたが、主原料のミネラルオイルは通常の条件では酸化されず、経時変色もない、化学的・生物学的に安定した物質です。

GummyWaxはミネラルオイルに熱可塑性(熱によって液状と個体を行き来するという物性)を持たせて キャンドルの制作や正常な燃焼に特化するように開発したワックスです。

このためGummyWaxは常温ではミネラルオイル同様に、非揮発性および非水溶性であり、酸化されず、化学的・生物学的に安定した物質です。

ただガラスのように表面が平滑であるため、窓ガラスや氷を入れたグラスに水滴がつくように、温度差が大きくなると空気中の水蒸気でワックスの表面が結露しやすくなります。

結露したGummyWaxを溶かしても、非水溶性のため水分は完全に分離されるので、キャンドルに水分が含まれることはありませんが、水分が沸騰するため大変危険です。

既存のワックス同様に湿気を防いだ状態での保管が必要です。
また、空気中の埃なども付着しやすいため、当社ではタッパー等に入れて保管しています。

数年前(5-6年前)から当社でタッパーに入れ保管してあるワックスに経時変化はありません。
保管の環境や状況により差はありますが、数年間は初期の機能を維持できると思われます。

とは言いましても、日本は南北に長く、寒冷地から高温多湿の地域まで気候は多様ですので、
当社ラボのある北海道富良野の気候が一概に当てはまるわけではなく、他のワックス同様に早めに 使い切ることをお勧めします。


また、時折右の写真のようにワックスの内部に気泡とは違った 氷の結晶のようなクラゲ(?)のようなものがありますがこれはいったい何?というご質問があります。

ご質問の中には「可愛いからこのまま使いたい~」という方まで・・
色々調べましたが、どうやら偶然出来上がる結晶模様のようです。

私たちはこれを「ハク」と読んでいます。 銀箔のようにも見えるのでそう呼び始めたのですが

突然現れるレアな現象は図らずも千と千尋の神隠しの琥珀川の神様「ハク」と同じ名前ということで、

どこか特別でワクワクするような現象に感じられています。

溶かしてキャンドルにすると再びこの模様が出来るというわけではなく、残念ながら二度と現れない幻の紋様です。 あなたもワックスを溶かす前に、この「ハク」を探してみては・・・?
GummyWaxで制作したキャンドルの保存期間についてのご質問もたくさんいただきます。

これにつきましては、お住いの環境や着色・香りの 有無・形・制作方法・温度管理等々、様々な要素が複雑に影響しあうため、 一般的な内容についてお答えします。

着色について
キャンドルの着色には染料と顔料、液体染料がありますが、GummyWaxにはいずれも使用できます。
詳しくは「GummyWaxの取り扱い 」ページに記載がありますので、参照してください。

顔料は溶けずに色の粒子が均一に混ざった状態で、染料に比べて耐光性(日光堅牢度)に優れていますので冷暗所保管だと数年間は制作の初期段階の品質を保つと思われます。

工房でも6-7年前に顔料で着色したキャンドルは、目立った退色もなく、着色による型崩れもありません。

香り付けについて
香りの配合について、詳しくは「GummyWaxの取り扱い 」ページに記載がありますので、参照してください。

合成香料(フレグランスオイル)、精油(エッセンシャルオイル)いずれにしても、香りは生ものに近い配慮が必要になる デリケートな存在です。
勿論、生ものという扱いですから他のキャンドル同様、香りのついたキャンドルの保存期間は限定的です。

香りには様々な種類があり、燃焼に適さないもの、発火点が低く引火傾向のもの、経年でワックスに変色をもたらす香りもあるため、他のワックスと同用に慎重な燃焼テスト等が必要です。

私共の工房では、燃焼テスト等で香りの種類を慎重に選んで3年ほど保管したキャンドルは、形状や色などに変化は見られませんが、香りの傾向は違ってきているようです。

香りのついたキャンドルは1年ほどが保管の目安に適当ではないかと思われます。








GummyWax®原材料の適用法令について

GummyWaxの主原料は高度な精製過程によって不純物を徹底的に除去したミネラルオイルで
市販のベビーオイルをはじめ、様々な化粧品の配合成分に用いられてきた実績がある食品衛生試験に
合格した高純度の無色透明な液体です。

このミネラルオイルは引火点が251℃以上と高く、危険物指定の対象外です。

消防法では 指定可燃物 可燃性液体類 (指定数量 2 立方メートル)。
船舶安全法 では液体危険物 非該当、 航空法では非危険物 となっており、ゲル化剤についても
各法非該当のため、一定量の保管・取扱い・輸送時における危険物には該当しません。

当社では国内輸送や海外への輸出も行っております。

新しい素材のため、航空輸送や展示会、輸出など、原材料の性質についての説明や安全性について
客観的な証明を必要とする場面があるかもしれません。

そのような場合はGummyWax開発メーカーとしてサポートさせていただいております。